本屋大賞について先日記事を書きました。
読書をはじめるなら、本屋さんが選んだ歴代の本屋大賞140冊からスタートしよう
絶対に失敗しない読書 本屋大賞で一番に選ばれた14の名作小説からはじめよう
ここでは、歴代の本屋大賞、2004年から2017年の入賞した 140作品を分析してみました。
本屋大賞受賞、すなわち本屋さんに支持されている著者と出版社を見ていきたいと思います。
本屋大賞の受賞作品140から、受賞作家と出版社の傾向を分析してみた。
歴代の本屋大賞で大賞を受賞した作品一覧
歴代の本屋大賞を振り返ると、2004〜2017年までの大賞は下記になっています。
どれも有名な作品になっています。
順位 | タイトル | 著者 | 出版社 | 年数 |
大賞 | 博士の愛した数式 | 小川洋子 | 新潮社 | 2004 |
大賞 | 夜のピクニック | 恩田陸 | 扶桑社 | 2005 |
大賞 | 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン | リリー・フランキー | 扶桑社 | 2006 |
大賞 | 一瞬の風になれ | 佐藤多佳子 | 講談社 | 2007 |
大賞 | ゴールデンスランバー | 伊坂幸太郎 | 新潮社 | 2008 |
大賞 | 告白 | 湊かなえ | 双葉社 | 2009 |
大賞 | 天地明察 | 冲方丁 | 角川書店 | 2010 |
大賞 | 謎解きはディナーのあとで | 東川篤哉 | 小学館 | 2011 |
大賞 | 舟を編む | 三浦しをん | 光文社 | 2012 |
大賞 | 海賊とよばれた男 | 百田尚樹 | 講談社 | 2013 |
大賞 | 村上海賊の娘 | 和田竜 | 新潮社 | 2014 |
大賞 | 鹿の王 | 上橋菜穂子 | 角川書店 | 2015 |
大賞 | 羊と鋼の森 | 宮下奈都 | 文藝春秋 | 2016 |
大賞 | 蜜蜂と遠雷 | 恩田陸 | 幻冬舎 | 2017 |
大賞を2度受賞しているのは、恩田陸のみです。
2005年に「夜のピクニック」で1回目、2017年の「蜜蜂と遠雷」で2回目の大賞を受賞しています。
本屋大賞での受賞の回数が多い著者ランキング
また、続いて、本屋大賞に受賞した作品が多い著者を見ていきたいと思います。
受賞作品 140は、86人の著者で 30人が、2回以上ランクインしています。(56人は、1回のみ)
受賞作品が多い、著者はこちらになります。
著者 | 受賞回数 |
伊坂幸太郎 | 8 |
森見登美彦 | 5 |
三浦しをん | 4 |
小川洋子 | 4 |
西加奈子 | 4 |
百田尚樹 | 4 |
万城目学 | 4 |
有川浩 | 4 |
吉田修一 | 3 |
辻村深月 | 3 |
東野圭吾 | 3 |
伊坂幸太郎が8回でトップです。2位は、森見登美彦が5回、続いて、
4回で、三浦しをん、小川洋子、西加奈子、百田尚樹、万城目学、有川浩と続きます。
大賞もすごいですが、幾年に渡ってヒット作品を世に送り出し続けていくという点もすごいと思います。
上位にランクインした著者の作品は映画やドラマになることも多いですね。
ちなみに、伊坂幸太郎先生の8回受賞した時の作品はこちらです。
順位 | タイトル | 著者 | 出版社 | 年数 |
3位 | アヒルと鴨のコインロッカー | 伊坂幸太郎 | 東京創元社 | 2004 |
5位 | 重力ピエロ | 伊坂幸太郎 | 新潮社 | 2004 |
5位 | チルドレン | 伊坂幸太郎 | 講談社 | 2005 |
3位 | 死神の精度 | 伊坂幸太郎 | 文藝春秋 | 2006 |
4位 | 終末のフール | 伊坂幸太郎 | 集英社 | 2007 |
大賞 | ゴールデンスランバー | 伊坂幸太郎 | 新潮社 | 2008 |
10位 | モダンタイムス | 伊坂幸太郎 | 講談社 | 2009 |
9位 | アイネクライネナハトムジーク | 伊坂幸太郎 | 幻冬舎 | 2015 |
本屋大賞での受賞の回数が多い出版社ランキング
続いて、出版社でみていきます。
140の受賞作は、28社の出版社から選ばれています。
上位10社で、113作品と8割をしています。
上位10社の受賞作品数はこちらです。
新潮社 | 19 |
文藝春秋 | 19 |
講談社 | 17 |
小学館 | 13 |
角川書店 | 11 |
幻冬舎 | 11 |
集英社 | 7 |
双葉社 | 6 |
中央公論新社 | 5 |
東京創元社 | 5 |
新潮社、文藝春秋が、一位。
つづいて、講談社、小学館、角川書店、幻冬舎、集英社と続きます。
まとめ
2004年から2017年の本屋大賞に受賞した140作品から、
どの著者が受賞作品が多いのか、どの出版社が受賞作品を手がけているのかを調べました。
コンスタントにヒットする作品を作り続ける著者と出版社はすごいですね。
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