結局、TOEICスコアは何点とれば、どれくらいのコミュニケーション能力があるといえるのか

結局、TOEICスコアは何点とれば、どれくらいのコミュニケーション能力があるといえるのか

結局のところ、TOEICって何点とればすごいのか、何点でどれくらいのコミュニケーション能力といえるのだろうか。

TOEICとコミュニケーション能力レベルとの相関表や、過去の受験者のスコアの結果をオフィシャルサイトに上がっているデータをもとに見ていきます。

 

TOEIC 700点って上位何%でどれくらいのコミュニケーション能力レベルなんだろう。

 

 

TOEICの点数とコミュニケーション能力レベルの相関

オフィシャルサイトにTOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表があると記載されております。

「PROFICIENCY SCALE(TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)」はTOEIC Programを開発・制作したETSが行った、「TOEICスコアとコミュニケーション能力との相関」についての検証結果から作成されたものです。各自のTOEIC L&Rスコアが「どの程度のProficiencyか」の目安としてご参照ください。

オフィシャルに出されたPROFICIENCY、つまり、熟練度の相関表です。

こちらが、TOEICとコミュニケーション能力レベルとの相関表です。

TOEICレベル相関表

参照リンク:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表 クリックするとPDFが開かれます。

 

上記を少し、編集すると、

レベルA  860点以上

Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる

レベルB  730点以上 860点未満

どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。

レベルC  470点以上 730点未満

日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では、業務上のコミュニケーションができる。

レベルD  220点以上 470点未満

通常会話で最低限のコミュニケーションができる。

レベルE 220点以下

コミュニケーションができるまでに至っていない。

 

このようにTOEICでは、レベルを分けています。やはり、目指すなら860点以上のレベルAを狙いたいですよね。

レベルBは、適切なコミュニケーションができる素地を備えているとあるが、そこから不自由なくコミュニケーションをとれるようになるには、レベルアップの壁がありそうです。

 

TOEIC受験者の実際のレベルを統計から見てみよう

続いて、実際にTOEICを受けた受験者と、結果スコアの割合を、オフィシャルデータから見ていきましょう。

第225回(2017年11月)のスコア分布のデータを活用して、積上棒グラフを作りました。

 

TOEIC上位得点者の割合

TOEIC上位のスコアの割合

900点の壁がある、895点以上を取った人は全体の約3.3%しかいないです。

参考にした2017年11月だと、全体の92,987人の中で、3,082人しかいません。

 

800点の壁がある、795点以上は、上位の約12%

700点の壁がある、695点以上は、上位の約27%

600点の壁がある、595点以上は、全体の約46%

 

 

TOEIC各スコア区分で見るボリュームゾーン

 

TOEICスコアのボリュームゾーン

895点以上は全体の約3.3%でしたが、

ボリュームが多いスコア区分でみていくと、

 

545点以上  594点以下  10.2%

495点以上  544点以下     10.21%

595点以上 644点以下     9.79%

445点以上 494点以下   9.36%

645点以上 694点以下   9.09%

 

上記の区分5つで約50%近くを占めています

先程のTOEICとコミュニケーション能力レベルとの相関表 レベルC  470点以上 730点未満におよそ該当します

TOEICを受ける人の5割は、日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では、業務上のコミュニケーションができるレベルの人達と言えるでしょう。

データの詳細

(スコア区分)区分人数延べ人数区分人数割合全体からの割合
895~3,0823,0823.31%3.31%
845~3,5386,6203.80%7.12%
795~4,91311,5335.28%12.40%
745~6,14017,6736.60%19.01%
695~7,34025,0137.89%26.90%
645~8,45133,4649.09%35.99%
595~9,10442,5689.79%45.78%
545~9,52152,08910.24%56.02%
495~9,49861,58710.21%66.23%
445~8,70170,2889.36%75.59%
395~7,94778,2358.55%84.14%
345~6,41284,6476.90%91.03%
295~4,59889,2454.94%95.98%
245~2,49791,7422.69%98.66%
195~1,03792,7791.12%99.78%
145~17692,9550.19%99.97%
95~1492,9690.02%99.98%
45~992,9780.01%99.99%
10~992,9870.01%100.00%

 

まとめ

TOEICとコミュニケーション能力レベルとの相関表はTOEICスコアの目標設定に役立ちそうです。

TOEICの公式データを見てみるとおおよそのスコアの傾向が見えると思います。

900点の壁がある、895点以上を取った人は全体の約3.3%

800点の壁がある、795点以上は、全体の約12%

700点の壁がある、695点以上は、全体の約27%

600点の壁がある、595点以上は、全体の約46%

に位置することも、目安になると思います。

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