社会貢献における世界の共通認識であるSDGs(持続可能な開発目標)を知ろう

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日本の当たり前は、世界の当たり前ではないから、世界で基準にしている共通目標を知ろう

普段から社会貢献活動をしている人も、そうじゃない人もいると思います。

しかし、最近では就活や転職活動で社会貢献についての意識レベルを面接で聞いてくるところもあるようです。

社会貢献を考える時に、世界が何を必要としているかを具体的に、そして明確にイメージすることです。

ここでは、国連が定めている世界の社会貢献についての共通認識であるSDGsについて説明し、

何が世界の共通課題なのかを具体的につかむことを目標とします。

 

目次

社会貢献やボランティアを語る前に知っておくべき、世界の共通認識であるSDGs(持続可能な開発目標)

 

国連が定めるSDGsとは

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、直訳すると「持続可能な開発目標」となる。開発と援助という話があるが、SDGsは国連で採用され、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年で達成するために掲げた世界の社会貢献活動の共通認識です。

国連広報センターが配信している持続可能な開発目標とは何かがわかりやすいのでお時間がある方はこちらをご覧ください。

 

SDGsのコンセプトは

地球上の誰一人として取り残さない(no one left behind)」が基本コンセプトです。

これは、以前の国連事務総長であるアナン元国連事務総長が唱えたinclusive globalization、包括的国際化が

引き継がれ強化されたものだと言われています。

包括的国際化の反対の意味は、排他的国際化である。包括的、つまりみんなを含む、排他的、つまりみんなを除くということでり、国連はみんなを含むという点で「地球上の誰一人として取り残さない(no one left behind)」をコンセプトに据えているということがわかります。

地球は、経済、社会および環境の面で大きな課題に 直面している。 こうした課題に対処するため、 「持続可能な開発目標(SDGs)」は、 2030年に向けて世界的な優先課題および世界の あるべき姿を明らかにしている。極度の貧困を根絶し、 世界を持続可能な軌道に乗せるための先例のない 機会を提供するものである。 世界の各国政府は、すでにこの目標に合意している。 今こそ企業が行動を起こす時である。(SDGs Campusより引用)

 

SDGsの17の大きな目標

続いて、SDGsとは何か、実際に定められている目標とターゲットについて考えていきます。

17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されており、

この地球上で起こっている課題がまとめられています。

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持続可能な開発を達成するためには、経済成長、社会的包摂、環境保護という3つのポイントで区分されています。

これをベースに「人間」「豊かさ」「地球」「平和」「パートナーシップ」という5つの分野で17の目標は下記イメージのように整理されています。

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5つのPでのSDGs持続可能な開発の整理

人間(People あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにする(目標1、2、3、4、5および6)。

豊かさ(Prosperity すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保する(目標7、8、9、10および11)。

地球Planet持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする(目標12、13、14および15)。

平和Peace恐怖と暴力のない平和で公正かつ包摂的な社会を育てる。平和なくして持続可能な開発は達成できず、持続可能な開発なくして平和は実現しないため(目標16)。

パートナーシップ(Partnershipグローバルな連帯の精神に基づき、最貧層と最弱者層のニーズを特に重視しながら、すべての国、すべてのステークホルダー、すべての人々の参加により、持続可能な開発に向けたグローバル・パートナーシップをさらに活性化し、このアジェンダの実施に必要な手段を動員する(目標17)

 

SDGsの17の大きな目標一覧

日本では当たり前のことが、世界では当たり前ではなく、世界の目標になっています。

一気にみていきましょう。

人間(People)パート

目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

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目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

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目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

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目標4:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、 生涯学習の機会を促進する

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目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

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目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

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豊かさ(Prosperity)パート

目標7:すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

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目標8:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する

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目標9:レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

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目標10:国内および国家間の不平等を是正する

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目標11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

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目標12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

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地球Planet)パート

目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

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目標14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

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目標15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

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平和Peace)パート

目標16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

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パートナーシップ(Partnership)パート

目標17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

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まとめ

SDGs持続可能な開発目標をみると、日本では当たり前のことが世界では当たり前ではないということを感じます。SDGsは、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年で達成するために掲げた世界の社会貢献活動の共通認識であり、社会貢献やボランティアを考える際は、この世界の共通認識が頭にはいっているとイメージしやすいのではないだろうか。

地球上の誰一人として取り残さない(no one left behind)

世界の共通認識を持って日々できることをしていきましょう。

 

参照

SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」

SDGs の企業行動指針 —SDGs を企業はどう活用するか—

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