実際に企業は英語力をどのように求めているのだろうか。ここでは、上場企業における英語活用実態調査より、海外部門と国内部門などなどの差、入社時のTOEIC、転職のTOEICで求められている。TOEICの点数の水準などについて説明していきます。
上場企業の英語活用実態調査から、実際に必要なTOEICのスコアを考えてみました。
上場企業における英語活用実態調査について
TOEICプログラムを日本で請け負う人と企業の国際化の推進を理念にする
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC:The Institute of Business Communication)の2013年に実施した調査である
「上場企業に於ける英語活用実態調査」PDF
をみて、いきます。TOEICの会社なのでTOEICでは何点必要なのかを軸に話が進められています。TOEICと英語テストについては、こちらのページも参考ください。
4大英語試験(英検、TOEIC、TOEFL、IELTS)の内容と英語レベルを比較
結局、TOEICスコアは何点とれば、どれくらいのコミュニケーション能力があるといえるのか
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調査概要
上場企業における英語活用実態調査-2013年は、国内の上場企業全3,254の人事部門への郵送型アンケートで、2013年1月に実施されたもの。有効回答数は304社(うち英語使用企業228社)
グローバル人材育成と求められる英語力
海外マーケットへ進出する企業は英語力を求めている
5割以上の企業が海外進出する上で最重要視していることが「海外勤務できる人材育成の推進」をあげています。続いて、「本社で国籍問わず、優秀な人材を採用する」「海外拠点で現地ナショナルスタッフを雇用する」「社員全体の英語力向上を推進する」
自社内で育成するか、外から人を獲って補強するかのどちらかになっています。
引用:上場企業における英語力実態調査2013
企業で求められるTOEICスコア
全社員と国際部門の社員に求めるTOEICの点数
海外との業務に必要な英語コミュニケーションとして、全社員に求めるTOEICスコアの平均は600点です。500~595点 (24.7%) 、 600~695点 (20.9%)が半数近く占めています。また、英語コミュニケーション能力が、企業の中でも求められる国際部門に絞って考えるとどうか。
国際部門の社員に求めるTOEICスコアの平均は750点です。
700~795点 (30.9%)、800~895点 (26.6%)が過半数を占めています。やはり企業の全体の平均よりも、求められるスコアは高いです。
引用:上場企業における英語力実態調査2013
新入社員と中途社員に期待するTOEICの平均点数
多くの企業が採用時に、英語コミュニケーション能力があるかどうかをTOEICのスコアで参考にしている。入社時に期待されているスコアは、
新入社員 565点
中途採用社員 710点
となっています。中途採用社員への英語能力の期待が表れているといえます。
まとめ
企業が求める英語力は、
全社員に求めるTOEICスコアの平均は600点
国際部門の社員に求めるTOEICスコアの平均は750点
新入社員へ期待するTOEICスコアは565点
中途採用社員へ期待するTOEICスコアは710点
上記は、あくまで目安なので、最低でも上記の点数があり、それを凌駕するくらいの点数があったほうがいいと思います。600点は最低ラインとなっていることはいえます。
一方で、ビジネスマンの8割が自分の英語力を知らないという調査も出ているので英語力をつけ、証明できるスコアをもつことは、今いる環境、内外問わず、昇進や新たなチャレンジにつながっています。ある程度のスコアを獲得すれば、企業での活躍の幅、転職チャンスが一段と広がるということです。
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TOEICの勉強頑張りましょう〜