TOEICの問題を解いていると最初はテクニックが気になっていましたが、
徐々に英語の本質を考えるようになってきました。
答えがあっていても説明できなかったら完全に理解していない状態が気持ち悪いです。
品詞問題と、動詞問題、前置詞や接続詞などについてのメモです。
TOEICの問題を解いて気づく曖昧な文法理解 品詞・動詞・接続詞・前置詞
品詞問題
文章の構成を理解することが大事な品詞問題。
品詞の役割を確認
名詞 → 主語、他動詞の目的語、前置詞の目的語、補語
動詞 → 述語になる。だるまさん(S)がころんだ(V)、他動詞には目的語
形容詞 → 補語か、名詞を修飾する 名詞は形容詞
副詞 →常に修飾語で、名詞以外である、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾する。
文の要素(SVOC)が揃っているかどうかで、問題の解き方をかえる
節として成り立っている完全文なのか、不完全文なのかを判断する。
節の要素が揃っていないとき → かけている要素に応じて、SVOCを名詞、動詞、形容詞で補う
節の要素が揃っているとき → 修飾される語句に応じて、形容詞か、副詞を補う
節と句の違いを理解しよう
どちらも2つ以上の単語で作られるものです。
節 S+Vがあるもの
句 S+Vがないもの
He lives in Tokyo. という文章があれば、
He lives が S+Vなので節となり、in Tokyo が句になります。
品詞問題で出て来るひっかけ
副詞っぽく見せる形容詞
-ly で一見副詞に見えるが、名詞+ly は形容詞です。
constly,friendly,likely,unlikely,nightly,orderly,timely,daily,weekly,monthly,
名詞+名詞でできる複合名詞
名詞を形容詞でしたくなりますが、
品詞を答えるときに、名詞が続くことで複合名詞になる可能性もあります。
job openings 有効求人
travel arrangement 旅行手配
security card セキュリティカード
sales representative 営業担当
production line 生産ライン
動詞問題
主述の一致、能動態か受動態、時制の視点で解いていく問題。
主述の一致の視点
主語の人称と数に、動詞の形を揃える。(SVの確認、三単現のS)
態の視点
主語が何かをする能動態、何かをされる受動態なのかどうか。目的語があるかどうか。
時制の視点
動詞が表す動作・状態は、いつを表すのか。
動詞の活用
動詞を-ing形と-ed形での活用の仕方を理解する。
ing形 | 現在分詞(〜している) | 進行形 | A man is reading a book. | |
形容詞 | It was an excitng game. | |||
There is a man working in an office. | ||||
分詞構文 | Mr. Kato entered the room, holding a cup of coffee | |||
Over 1,000 people attended the event, making ig a big success. | ||||
動名詞(〜していること) | 主語 | Learning English is fun. | ||
目的語 | I like reading books very much | 動名詞を修飾するのは副詞のみ | ||
I am interested in learning Spanish. | 他動詞の動名詞は目的語が必要 | |||
補語 | My hobby is collecting stamps. | |||
ed形 | 動詞(〜した) | 過去形 | I visited Hawaii last summer. | |
過去分詞(〜された・される) | 受動態 | Hawaii is visited by millions of tourists every year. | ||
完了形 | I have visited Hawaii twice | have -ed形, had -ed形, will have -ed形 現在完了、過去完了、未来完了 | ||
形容詞 | Oahu is the most visited island in Hawaii. | |||
Kauai was the first Hawaii Island visited by Captain Cook. | ||||
分詞構文 | Hawaii is a popular torist destination,visited by millions of tourists every year. | 補足情報を加える副詞のカタマリ | ||
Visited by millions of tourists, Waikiki is one of the most popular beaches in the world. |
接続詞 or 前置詞 or 接続副詞の問題
SVOC以外で、文章と文章の間に登場して来て意味をつなぐ品詞は、3つ!
節(SV)が後ろに来るのが、接続詞
名詞(句)が後ろに来るのは、前置詞
単独で意味をなし、接続の機能ではないが、2つの文章をつなぐときに使われる副詞
間違えやすいのは、接続詞と前置詞。そしてたまに接続副詞。
品詞がわかれば、あとは前後の意味によって選択していく。
接続詞、前置詞、接続副詞の一例
接続詞に近い意味の前置詞と、接続副詞まとめです。
名詞なのか、節なのか、単独なのかで品詞はわかります。
接続詞 | SVとセット | 前置詞 | 名詞とセット | 副詞(接続副詞 ”,”が入る) | 単独 |
while | SがVしている間 / SがVする一方で | during | 名詞+の間 | meanwhile | 一方 |
because /since / as | SがVしているため | because of / due to | 名詞+なので | besides | その上 |
although / though / even though | SがVしているのにもかかわらず、 | despite / in spite of / notwithstanding | 名詞+にも関わらず | nevertheless | にもかかわらず |
unless | SがVをしない限り | without | 名詞+がなければ | otherwise | さもなければ |
until | SがVするまで | until | 名詞+まで | hence | ゆえに |
before | SがVする前に | before | 名詞+の前に | however | しかしながら |
after | SがVしたあとに | after | 名詞+のあとで | moreover | その上 |
since | SがVして以来 | since | 名詞+以来 | accordingly | したがって |
when | SがVする時 | Given | 〜を、考慮すると 。 ex. Given her past successes , | consequently | その結果 |
whenever | SがVするときはいつでも、 | In light of | を考慮して | still | それでもなお |
however | SがたとえどんなにVしても | then | それから | ||
as soon as | SがVするとすぐに | therefore | それゆえ | ||
once | Sが一旦、Vすると | thus | このように | ||
if | もしSが、Vをしたら | all the same | それでも | ||
now that | 今まさに、SがVするので | as a result | その結果 | ||
so that | そうすることで結果、SがVする | even so | たとえそうでも | ||
even if | たとえSがVしても | in consequence | 結果として | ||
As if | まるでSがVするように | on the other hand | 他方では | ||
Provided that | SがVする条件で、 | ||||
Given that | SがVだと考慮すれば | ||||
Whereas | SがVである一方で |
意味をつなぐ2つの接続詞を確認
文章と文章が対等な関係下、そうでないかによって意味のとり方が変わってきます。
品詞がわかったら、どうつなぐのが文脈上正しいか決めていきます。
等位接続詞
対等に位置する、略して等位。この場合、結ばれた2つの文のうち、
1つの文に着目しても意味が理解できます。
and、but、 or、nor、for、yet
従属接続詞
対等ではない、2つの文章をつなげる接続詞。
whenのような場合のように、〇〇な時という条件下では、こうであるというように、
一つの文章がもう一つの文章に依存する。
等位接続詞以外
この従属接続詞が、接続副詞や前置詞と混同しやすいところです。
内容は3つで、
時を表す従順接続詞(after, as long as , before …)
原因、理由、目的、結果を表す従順接続詞 (because, in order that , so that, now that … )
条件、譲歩、様態、比較を表す従順接続詞 (although , if(whether) , in case ,unless)
に分かれています。
たくさんあるので、前後の文章の関係性を吟味する必要があります。
前置詞(Preposition)問題
前置詞のイメージをつかむ。前置詞問題は、熟語として成り立っているものが多いので、
be動詞 + 形容詞 +前置詞と、自動詞 + 前置詞は熟語で覚えましょう。
前置詞のイメージをつかむ
イメージはいろいろな教材でありますので確認を。
Googleで”preposition image”って画像検索しても結構いろいろなやつが出てきます。
onは、乗っかっている状態
inは、中にある状態
intoは、まさに中に向かっている状態
などなど、前置詞のイメージを持つことは大事です。
熟語も前置詞のイメージと動詞や形容詞の意味を関連付けて、
頑張って覚えましょう。
be動詞 + 形容詞 + 前置詞
海外のサイトでも綺麗にまとまっている一覧表があります。
形容詞+前置詞はシンプルでわかりやすいです。熟語として覚えましょう。
自動詞+前置詞 vs 他動詞
他動詞は、直後に目的語、自動詞は前置詞を伴う。
間違えやすい他動詞と自動詞+前置詞はこちら
他動詞+目的語 | 自動詞+前置詞+意味上の目的語 |
answer | apologize to |
approach | appeal to |
attend | participate in |
consider | complain about |
discuss | consent to |
enter | get to |
inhabit | graduate from |
marry | |
mention | refer to |
oppose | object to |
reach | arrive at |
resemble |
他動詞と自動詞両方ある動詞が厄介ですが、
自動詞を軸に、ひとかたまりでみると、イメージが付きやすいですね。
これは、熟語の、句動詞句の動詞+前置詞ですね。
句動詞は他にも、動詞+副詞、動詞+副詞+前置詞、動詞+名詞+前置詞があります。
come in / come on / go on / go off は動詞+副詞。
look up to / catch up with / come up with は動詞+副詞+前置詞
take advantage of/ make use of / pay attention to は、動詞+名詞+前置詞。
奥深いですね。前置詞は、とりあえずイメージを持つことからはじめて、
他の品詞と組み合わせるときに想像しやすくしておきましょう。
まとめ
品詞、動詞、前置詞、接続詞などについて間違えそうなところを書きました。
TOEICの問題を解いていると最初はテクニックが気になっていましたが、
徐々に英語の本質を考えるようになってきました。
理解したい、という気持ちになると問題があっていても色々と気になってきます。
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