おとなになって英語を勉強している身として、

英語を教える先生の英語レベルって一体どれくらいか　が、ふと気になりました。

ここでは、先生の英語力について調べていきます。

英語の先生の英語レベルはどうなのだろうか。

高校生の英語教育について調べていたときに、

文科省の行った英語教育改善のための調査を発見しました。

平成27年度英語教育改善のための英語力調査事業報告：文部科学省

主に、高校生の英語能力についての調査で

英語に関する4技能（読む聞く書く話す）がバランス良く育成されているかという観点から実施、生徒の英語力と英語学習の把握から分析、指導の改善に役立てる

ということで、高校生の英語能力の実態を明らかにし改善するという内容です。

その調査の中で、英語を教える側の教師向けの質問があり、

英語力と、英語能力を計る試験の状況がアンケートで取得されていたのでそれを観ていきます。

教師が自分の英語力を向上させるための取組んでいること

自分の英語力を向上させるための取組をしていますか？という質問に対して、

①英字新聞や英語の雑誌、本を読む

②ラジオやテレビの英語講座で学習する

③英語のニュース番組や映画、ドラマを見る

④英語教材で学習する

⑤英語のウェブサイトを見たり、英語でEメールのやり取りをする

⑥国内の語学学校に通う

⑦SNSや教材等を利用して英語を話す練習をする

⑧その他

から、自分がやっている英語力を向上させるための取組を選択するものになっています。

複数選択でしたが、延べ数で、2015年度の結果を多い順に割合で出して

並べてみると

上記のような結果になります。

③、①、⑤のように、メールや、ニュースやコンテンツを英語でやることで日常の中で英語能力を維持している人の割合が多いです。

また、④、②、⑥のように、教材や学校に通う人も一定数いました。

英語教材で学習する人は16.9%、ラジオやテレビの英語講座で学習する人は、11.4%。

国内の語学学校に行く人は1.2%という結果になりました。

努力している方はいらっしゃるのですね。

参考：

教師が取得している英語検定の実態

ちょっとこれは、判断は難しいですが、

外部検定試験を受験し、英検準1級、TOEFL iBT 80、TOEIC 730点以上のいずれかを取得してますか？

という質問が調査項目にはありました。

英検準1級、TOEFL iBT 80、 TOEIC 730点以上

のいずれかを

持っているか、否か！！！！！！

［質問］英検準1級、TOEFL iBT 80、TOEIC 730点以上のいずれかを取得してますか？

結果は、約６割が、ハイと答えました。

全体的に、英語の先生なのに比率が少ないとは思いますが。。。

単純に、受けたことがないだけだと信じながら、残りの４割の先生とその生徒が勝手に心配になります。

もちろん担任を持ったりクラスルームを回すこと、

英語の教授法と、TOEIC、英検、TOEFLは違う質のものだということも

理解したいですが、先生として、TOEIC730は英語を教える人は、

最低ラインにも至らないと思ってしまいます。

いかがでしょうか。

参考：

まとめ

高校の先生を対象とした調査データをみてきました。

自分の英語力を向上させるための取組をしていますか？の結果をみて、英語力を向上させるための取組を続けている先生もいれば、そうじゃない先生もいるんだろうなと思いました。

また

外部検定試験を受験し、英検準1級、TOEFL iBT 80、TOEIC 730点以上のいずれかを取得してますか？の結果をみて、正直、６割しかハイと言えないのって少ないと思いました。

英語教育はこれからどうなるのか、生徒を伸ばすことが取りだたされていますが、

学校の先生の能力も上げていかないと駄目ですね。

英語でお金をもらい、10年教えていて、TOEIC730点行かなかったら…

プロとして失格だと思います。

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