世の中の仕事!実は知らないか医薬品、医療機器の仕事を知ろう

世の中の仕事!実は知らないか医薬品、医療機器の仕事を知ろう

世の中の仕事をウォッチしているMushimeganeです。

世の中の仕事について知らないことがありますね。今回は、医療系である、医薬品、医療機器の仕事について考えていきます。医薬品や医療機材の開発から情報を行う専門家の人たちですね。医療現場を支える仕事をしている人です。

武田薬品、大正製薬、中外製薬などの製薬会社や、ニプロ、コニカミノルタなどの医療機器メイカーの技術職のことですね。研究開発、臨床、評価、厚労省への薬事、生産、品質管理・品質保証、情報提供をやる仕事があります。

DODA職種図鑑に面白い情報がまとまっていたのでそちらをまとめます。DODAは仕事に関するいろいろな情報が本当に整理されていておススメです。

研究(医療系)とはどんな仕事?

平均年収:511.8万円

医薬品や医療技術を研究する仕事です。医療系の研究職の活躍の場は、製薬会社だけでなく、CRO(Contract Research Organization:医薬品開発受託機関)にも広がってきています。新薬の開発については、有力なシーズを持つ外資系企業とのM&Aが活発で、海外チームと協業しながらの研究が増加。疾患では生活習慣病やオンコロジー(がん治療)などは、引き続き研究ニーズが高い領域です。さらに、他国に例を見ないペースで高齢化が進んでいる日本においては、医療に求められることが「治療から予防」に変わってきていることや、内視鏡による手術など患者に負担をかけない低侵襲の治療、またアルツハイマーなどのニーズがあります。

臨床開発関連とはどんな仕事?

平均年収:517.7万円

臨床開発の仕事には、CRA(Clinical Research Associate:臨床開発モニター)やCRC(Clinical Research Coordinator:治験コーディネーター)などがあります。いずれも実際の患者に投薬して、薬の効果や副作用などのデータを収集・分析します。CRAは、モニタリング業務やCRF(Case Report Form:症例報告書)の作成など、治験そのものに関わる仕事で、CRCは、インフォームドコンセントや心のケアなど、治験患者に対応します。CRAやCRCは製薬会社、医療機器メーカーだけでなく、臨床開発業務を請け負うCRO(Clinical Research Organization:医薬品開発受託機関)でも活躍しています。また国内メーカーの案件だけでなく、国際共同治験が増加していることから、臨床開発の仕事にとって、英語力が必須のスキルになってきています。

分析/評価/品質管理/品質保証(医療系)とはどんな仕事?

平均年収:509.8万円

医療系の「分析/評価」は、医薬品や医療機器の生産プロセスの中で、工場の大量生産ラインに乗る前に、製品の安全性や強度を担保する仕事で、「品質管理/品質保証」は、完成品のチェック機能を担っています。医療系の分析/評価/品質管理/品質保証が扱うのは、人命に直結する製品なので、厳しい基準に基づく品質が求められます。工場ラインも、不具合の検知を仕組み化・機械化することによって、不良品をなくす取り組みを絶えず実施していますが、分析/評価/品質管理/品質保証も、これと併せて医薬品や医療機器の品質を維持することが求められています。

薬事とはどんな仕事?

平均年収:538.1万円

製薬会社やCRO(Clinical Research Organization:医薬品開発受託機関)、医療機器メーカーなどで、医薬品や医療機器の厚生労働省への承認申請業務を担当します。大手製薬会社のデータ改ざん事件の影響もあり、薬事申請の手順や基準は厳しくなっています。また医療機器については、海外の新しい機器を日本に導入するための申請に時間がかかる「デバイスラグ」が深刻化していることから、国がその解消に動き出しています。このように医薬品、医療機器ともに薬事申請を取り巻く環境は変化しています。薬事の仕事には、世の中の動きを敏感に察知しながら、自社製品の承認を得るために精度が高く迅速な手続きが求められます。

生産/製造(医療系)とはどんな仕事?

平均年収:410.8万円

「研究/開発」、「分析/評価」のフェーズを経た医薬品や医療機器を、大量生産のラインに乗せるのが医療系の生産/製造の仕事です。製造ラインの高度化・精密化によって、人の目だけで異物混入や製品の不具合などの異常をすべてチェックするのは難しくなってきていますが、医薬品や医療機器の安全性や品質は、人体・人命への影響が大きい分野です。FA化・省力化・無人化によって、生産効率の向上、不良品率の改善、人的コストの抑制などが図られています。

学術/メディカルサイエンスリエゾンとはどんな仕事?

平均年収:723.6万円

学術もメディカルサイエンスリエゾン(MSL)も、医療機関のキー・オピニオン・リーダー(KOL)に、高度な専門知識に基づいた医薬品の情報提供することが役割です。KOLに最新の医学・薬学情報をタイムリーに提供するだけではなく、新しい治療方法や医薬品の適正使用を提案するなど、KOLの医療活動を支援しています。また新薬の上市段階には、学術的観点で有効性をレビューします。新しい化合物の開発が難しくなっている今、医薬品の開発テーマは、新薬から育薬(既存の医薬品の適応拡大)へとシフトしつつあります。このことを背景にMSLの増員・強化が積極的に進められています。

まとめ

医薬品や医療機材の開発を行う、製薬会社や医療機器メーカーの仕事について説明しました。病院との仕事が多い会社が多いので、一般向けにはあまり知られていない仕事だったのではないでしょうか。薬剤師や、臨床検査技師などの資格の保有者も多いのが印象的です。

世の中には、いろいろな仕事があります、就職や転職を考える前にもまずは、知ることから始めてみましょう。

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