転職で役立つ!実は知らないモノづくり系エンジニアの12の役割を知ろう

転職で役立つ!実は知らないモノづくり系エンジニアの12の役割を知ろう

世の中の仕事をウォッチしているMushimeganeです。

転職して違う職種に挑戦!そんなことを考えている人は多いのではないでしょうか?IoT・3Dプリンタ・ロボテックスの時代ですので、ものづくり系エンジニアになることを考えている方も中にはいるのではないでしょうか。

また、ものづくり系のエンジニアと一緒に仕事する人も多いと思います。一言にエンジニアと言っても多種多様です。

トヨタ自動車や日産自動車などの自動車会社、パナソニックや三菱電機などの電機メーカーなどの技術職ですね。

DODA職種図鑑に面白い情報がまとまっていたのでそちらをまとめます。DODAは仕事に関するいろいろな情報が本当に整理されていておススメです。

基礎研究とはどんな仕事?

平均年収:556.9万円

10年後、20年後の製品化を視野に、新しい技術や仕組みを研究する仕事です。自動運転の自動車やウェアラブル端末、ロボットなど、SFや漫画の空想でしかありえないと思われていたものが現実化しているのも、長年にわたる基礎研究の成果です。国や大学の研究機関との共同研究も多く、自動車メーカーが光で栽培する野菜やロボット型の医療機器の研究をしたり、ソフトウェアメーカーがビッグデータのデータマイニング技術をテーマにするなど、各企業が異業界のテーマも含めた最先端の分野の研究に取り組んでいます。

製品企画とはどんな仕事?

平均年収:705.9万円

数年後の製品化を見込んで、既存の自社製品のバージョンアップを考える仕事です。競合製品の分析や、既に同様の新製品が出ている海外の市場調査を通して、次に市場に投入する製品を企画します。例えば、家電であればスマートシティやIoT(Internet of Things)に対応できる製品、自動車であれば自動運転を搭載する車種や、ターゲットを絞ったデザイン重視の車など、設計者やデザイナーとともに実用化を検討します。もともとの製品機能だけでは市場拡大が難しくなっている今、プラスαの技術を考案できる人材として、ソフトウェアやITのエンジニア経験者が製品企画として活躍するケースも増えています。

機械設計/金型設計/光学設計とはどんな仕事?

平均年収:467.6万円

製品化に向けた具体的な構造や材料、形状を決める「仕様設計・要件定義」と、これを図面に落とす「詳細設計」が、設計の仕事です。機械設計は、コスト削減のため試作品を作らずに、解析ツールを使って強度や機能を立証することが求められています。金型設計は、3Dプリンタの普及によって、より複雑な形状の型が作れるようになっており、この技術を使った設計が進んでいます。また光学設計は、個人用のカメラレンズだけではなく、医療機器や自動運転車、防犯カメラなど、高度化している液晶パネル分野での画質・色彩設計のスキルが必要です。筐体は耐久性や強度、精密部品は極小化など、設計のポイントが製品によって異なるのが特徴です。モノづくり業界が業績好調なことから求人ニーズは高く、全く同じ製品の経験だけでなく、設計の特徴に共通点のある分野へのキャリアチェンジも可能です。

回路設計とはどんな仕事?

平均年収:508.1万円

機械設計/金型設計/光学設計が構造を決め、回路設計がそれを動かす中身の仕組みを考え、組み込みソフトウェア開発がプログラムを固める、というのがモノづくり分野の設計工程です。回路設計には、アナログ、デジタル、半導体があります。モノづくり企業の業績が好調で、新製品の市場投入サイクルが短くなっていることを背景に、回路設計のニーズは増しています。特にIoT(Internet of Things)やロボットを実用化するため、画像処理や無線の技術ニーズが高まっています。また半導体は、サイズの極小化が限界に達しており、技術革新の方向はサイズから省力化や素材開発へと変化しています。

組み込みソフトウェア開発とはどんな仕事?

平均年収:513.9万円

実際に製品を動かすプログラムを作ります。本来の工程としては、「機械設計/金型設計/光学設計」、「回路設計」によって構造と仕組みを固め、「組み込みソフトウェア開発」をする、という順番ですが、工数削減のため最初の段階から三者共同で設計を進めるケースが増えています。組み込みソフトウェア開発で特にニーズが高いのは、画像処理の技術。液晶は家庭用のカメラや携帯電話だけでなく、自動運転の自動車や医療機器、ロボットなど、IoT(Internet of Things)を取り入れたあらゆる製品に使われるので、撮影した画像を活用する技術が注目されています。

評価/実験/デバッグとはどんな仕事?

平均年収:417.3万円

設計過程を経た製品の試作品を作って動かしたり、シミュレーションを繰り返すことで、強度や安全性を担保する仕事です。不具合があった場合は、設計担当者とともに対応を検討します。そのため評価/実験/デバッグから設計職にキャリアチェンジするケースも目立ちます。またこれらの職種は、実際の製品に近いモノを作って何度も耐久性などの実験をするため、製品の生産工程において最もコストがかかります。評価/実験/デバッグを外注するモノづくり企業もあり、その場合は、チェック項目は発注側のメーカーが決め、受託企業は評価・試験官という立場で、実際の実験などを進めます。

品質管理/品質保証(モノづくり系)とはどんな仕事?

平均年収:457.7万円

主に製品の大量生産の前段階で、国際規格や国の安全基準などに沿って、安全性や耐久性を担保する仕事です。さらに製品そのものだけでなく、汚染物質の排出がないかなど、工場内の環境整備も品質管理/品質保証が担います。工場ラインは、海外を含めて外注するケースが多いため、委託先の工場の管理も重要な役割です。製品の不具合でリコールが発生すると、ブランドの失墜や業績悪化で企業経営そのものを揺るがします。そのため、品質管理/品質保証部門による大量生産前の欠陥検出の必要性が増しています。

生産技術とはどんな仕事?

平均年収:487.5万円

製品の大量生産の方法を考える仕事です。設計通りであることはもちろん、安全、効率的に低コストで生産するための工程を決めることや、必要な設備導入を検討することに加えて、既存の設備をカスタマイズするのも重要な役割です。FA化する工場では、複雑・高度な工程のロボット化が進んでおり、そのプログラミングをする「ロボットティーチング」の技術が求められています。生産技術部門は日本に置いて、カスタマイズしたロボットを用いた生産工程を開発・確立してから、海外拠点に工場を展開する事例が目立っています。

技術営業とはどんな仕事?

平均年収:511.1万円

技術的な専門知識を活かして、自社製品を顧客に提案する仕事です。高度化・複雑化する自社製品の技術面の優位性や顧客メリットを、顧客の理解度に応じて的確に伝えるプレゼン力・コミュニケーション力が求められます。また技術の知見が豊富なことから、価格の決定権を握っているケースもあります。技術営業には、新製品の仕様決めの経験がある設計や開発職や、技術の詳細を理解しているサービスエンジニアからキャリアチェンジする人が目立ちます。一方、技術営業からは、顧客接点で得た生のユーザーの声が活かせる製品企画部門へのキャリアパスがあります

整備士/サービスエンジニアとはどんな仕事?

平均年収:415.5万円

製品の購入・納品後のメンテナンスや修理などのアフターサービスを担当します。自動車や船、飛行機など国家資格が必要な整備士と、自社製品についての専門知識を活かして修理などを担うサービスエンジニアに分けられます。いずれもBtoB、BtoCサービスがあり、扱う製品や納入先によって異なります。故障やトラブルへの迅速な対応はもちろん、定期的な点検によって不具合を早い段階で見つけて修繕することが求められます。エンドユーザーと接する仕事のため、利用者の声や潜在的なニーズを企画・開発や製造の部門に伝えることも重要な役割です。

まとめ

ものづくりの国日本!ものづくり系エンジニアのいろいろな仕事について説明しました。ITの進歩によってものづくりの手法も変わってきているのでとても面白いですね。IT系エンジニアの転職もそうですが、技術者はいろいろな知識を勉強し続けていくことが求められると思いました。

世の中には、いろいろな仕事があります、転職を考える前にもまずは、知ることから始めてみましょう。

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