読書をはじめるなら、本屋さんが選んだ歴代の本屋大賞140冊からスタートしよう

読書をはじめるなら、本屋さんが選んだ歴代の本屋大賞140冊からスタートしよう

本屋さんが選ぶ「本屋大賞」の本を、どれくらいの本を読んだことがありますか。

過去全部で10位以内になった本は、2017年までで、合計140冊あります。

過去全部の受賞作品をみてみると毎年受賞している本のかなで3冊少なくても読んでいることに気づきました。また、この中から、映画やドラマになった作品も多いので、結構知っているのではないでしょうか。懐かしい作品が多く、そういえば読んだなぁとランキングを振り返りながら思いました。

本屋大賞がはじまったのが2004年で、その頃ちょうど学生でした。

とりあえず、本屋にある「本屋大賞コーナー」に立ち寄って、本屋さんが選ぶオススメの本だったら間違いないだろうと、とりあえず手を伸ばす機会が増えた気がします。やはり選ばれた本はおもしろいです。

これから読書をはじめようと思っている方は、本屋大賞を受賞した本を読んでいくことをオススメします。

ここでは、本屋大賞の歴代受賞作品を一挙に紹介していきます。

 

目次

読書をはじめるなら全国書店員が選んだ「いちばん!売りたい本大賞」略して「本屋大賞」 170冊から探そう

 

本屋大賞とは

全国書店員が選んだ「いちばん!売りたい本大賞」 略して「本屋大賞」

そもそも本屋大賞とはなにか。設立の経緯が本屋大賞のホームページ書いてあります。

売り場からベストセラーをつくる!
本が売れない時代と言われます。出版市場は書籍、雑誌とも年々縮小傾向にあります。出版不況は出版社や取次だけではなく、もちろん書店にとっても死活問題です。 その状況の中で、商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていく、出版業界に新しい流れをつくる、ひいては出版業界を現場から盛り上げていけないかと考え、同賞を発案しました。

本屋大賞が、はじまった2004年はちょうど、インターネットの普及に伴い、出版業界は大打撃を受けていました。これを盛り上げ、売り場からベストセラーをつくるためにつくられたアワードです。博報堂ケトルの嶋浩一郎さんが立ち上げに参画していたことは有名です。

 

過去の傾向や本屋大賞については

伊坂幸太郎強し!本屋大賞の受賞作品140から、受賞作家と出版社の傾向を分析してみた。

絶対に失敗しない読書 本屋大賞で一番に選ばれた14の名作小説からはじめよう

にまとめていますのでこちらも参考にしてください。

 

概況がわかったところで、続いては、

2004年開始以降のすべての受賞作品を紹介します。

2004年本屋大賞(第1回:2003年10月〜2004年4月実施)

本屋大賞がはじまったのはこの年です。

「博士の愛した数式」小川洋子著(新潮社刊)が選ばれ、全国各地の書店では、書店員が「本屋大賞」のフェアを開催するなど積極的に受賞作を推奨、販売がはじまったとしです。

歴史的第一歩ですね。

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『博士の愛した数式』著/小川 洋子 (新潮社) 

2位 『クライマーズ・ハイ』 著/横山 秀夫 (文藝春秋)

3位 『アヒルと鴨のコインロッカー』著/伊坂 幸太郎(東京創元社)

4位 『永遠の出口』著/森 絵都(集英社)

5位 『重力ピエロ』著/伊坂 幸太郎(新潮社)

6位 『4TEEN』著/石田 衣良(新潮社)

7位 『デッドエンドの思い出』著/よしもと ばなな(文藝春秋)

8位 『終戦のローレライ』著/福井 晴敏(講談社)

9位 『陰摩羅鬼の瑕』著/京極 夏彦(講談社ノベルス)

10位 『ららら科學の子』著/矢作 俊彦(文藝春秋)

 

2005年本屋大賞(第2回:2004年10月〜2005年4月実施)

本屋大賞がはじまって2年目の年です。

恩田陸さんの『夜のピクニック』が第1位となり、

「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2005年本屋大賞」になりました。

 

受賞作品はこちらです。

大賞 『夜のピクニック』著/恩田 陸(新潮社)

2位 『明日の記憶』著/荻原 浩(光文社)

3位 『家守綺譚』著/梨木 香歩(新潮社)

4位 『袋小路の男』著/絲山 秋子(講談社)

5位 『チルドレン』著/伊坂 幸太郎(講談社)

6位 『対岸の彼女』著/角田 光代(文藝春秋)

7位 『犯人に告ぐ』著/雫井 脩介(双葉社)

8位 『黄金旅風』著/飯嶋 和一(小学館)

9位 『私が語りはじめた彼は』著/三浦 しをん(新潮社)

10位 『そのときは彼によろしく』著/市川 拓司(小学館)

 

2006年本屋大賞(第3回:2005年11月〜2006年4月実施)

本屋大賞がはじまって3回目の年。

リリー・フランキーさんの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が第1位となり、

「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2006年本屋大賞」に選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』著/リリー・フランキー(扶桑社)

2位 『サウスバウンド』著/奥田 英朗(角川書店)

3位 『死神の精度』著/伊坂 幸太郎(文藝春秋)

4位 『容疑者Xの献身』著/東野 圭吾(文藝春秋)

5位 『その日のまえに』著/重松 清(文藝春秋)

6位 『ナラタージュ』著/島本 理生(角川書店)

7位 『告白』著/町田康(中央公論新社)

8位 『ベルカ、吠えないのか?』著/古川日出男(文藝春秋)

9位 『県庁の星』著/桂望実(小学館)

10位 『さくら』著/西加奈子(小学館)

11位 『魔王』著/伊坂幸太郎(講談社)

 

2007年本屋大賞(第4回:2006年11月〜2007年4月実施)

本屋大賞がはじまって4回目の年。

佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』が第一位となり、

「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2007年本屋大賞」に選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『一瞬の風になれ』著/佐藤 多佳子(講談社)

2位 『夜は短し歩けよ乙女』著/森見 登美彦(角川書店)

3位 『風が強く吹いている』著/三浦 しをん(新潮社)

4位 『終末のフール』著/伊坂 幸太郎(集英社)

5位 『図書館戦争』著/有川 浩(メディアワークス)

6位 『鴨川ホルモー』著/万城目 学(産業編集センター)

7位 『ミーナの行進』著/小川 洋子(中央公論新社)

8位 『陰日向に咲く』著/劇団ひとり(幻冬舎)

9位 『失われた町』著/三崎 亜記(集英社)

10位 『名もなき毒』著/宮部 みゆき(幻冬舎)

 

2008年本屋大賞(第5回:2007年11月〜2008年4月実施)

本屋大賞がはじまって5回目の年。

本屋大賞公式での説明によると

投票の結果、伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』が第一位となり、

「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2008年本屋大賞」に選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『ゴールデンスランバー』著/伊坂幸太郎(新潮社)

2位 『サクリファイス』 著/近藤史恵(新潮社)

3位 『有頂天家族』 著/森見登美彦(幻冬舎)

4位 『悪人』 著/吉田修一(朝日新聞社)

5位 『映画篇』 著/金城一紀(集英社)

6位 『八日目の蝉』 著/角田光代(中央公論新社)

7位 『赤朽葉家の伝説』 著/桜庭一樹(東京創元社)

8位 『鹿男あをによし』 著/万城目学(幻冬舎)

9位 『私の男』 著/桜庭一樹(文藝春秋)

10位 『カシオペアの丘で』 著/重松清(講談社)

 

2009年本屋大賞(第6回:2008年11月〜2009年4月実施)

本屋大賞がはじまって6回目の年。

2009年本屋大賞は『告白』湊かなえ著(双葉社)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『告白』 著/湊かなえ(双葉社)

2位 『のぼうの城』 著/和田竜(小学館)

3位 『ジョーカー・ゲーム』 著/柳広司(角川書店)

4位 『テンペスト(上下)』 著/池上永一(角川書店)

5位 『ボックス!』 著/百田尚樹(太田出版)

6位 『新世界より(上下)』 著/貴志祐介(講談社)

7位 『出星前夜』 著/飯嶋和一(小学館)

8位 『悼む人』著/天童荒太(文藝春秋)

9位 『流星の絆』 著/東野圭吾(講談社)

10位 『モダンタイムス』著/伊坂幸太郎(講談社)

 

2010年本屋大賞(第7回:2009年11月〜2010年4月実施)

本屋大賞がはじまったこの年。

2010年本屋大賞には、『天地明察』冲方丁著(角川書店)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『天地明察』著/冲方丁 (角川書店)

2位 『神様のカルテ』著/夏川草介 (小学館)

3位 『横道世之介』著/吉田修一 (毎日新聞社)

4位 『神去なあなあ日常』著/三浦しをん (徳間書店)

5位 『猫を抱いて象と泳ぐ』著/小川洋子 (文藝春秋)

6位 『ヘヴン』著/川上未映子 (講談社)

7位 『船に乗れ!』著/藤谷治 (ジャイブ)

8位 『植物図鑑』著/有川浩 (角川書店)

9位 『新参者』著/東野圭吾 (講談社)

10位 『1Q84』著/村上春樹 (新潮社)

 

2011年本屋大賞(第8回:2010年11月〜2011年4月実施)

本屋大賞がはじまって8回目の年。

 

2011年本屋大賞には、『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉著(小学館)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『謎解きはディナーのあとで』著/東川篤哉(小学館)

2位 『ふがいない僕は空を見た』著/窪美澄(新潮社)

3位 『ペンギン・ハイウェイ』著/森見登美彦(角川書店)

4位 『錨を上げよ』著/百田尚樹(講談社)

5位 『シューマンの指』著/奥泉光(講談社)

6位 『叫びと祈り』著/梓崎優(東京創元社)

7位 『悪の教典』著/貴志祐介(文藝春秋)

8位 『神様のカルテ2』著/夏川草介(小学館)

9位 『キケン』著/有川浩(新潮社)

10位 『ストーリー・セラー』著/有川浩(新潮社)

 

2012年本屋大賞(第9回:2011年11月〜2012年4月実施)

本屋大賞がはじまって9回目の年。

2012年本屋大賞には、『舟を編む』三浦しをん(光文社)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『舟を編む』著/三浦しをん(光文社)

2位 『ジェノサイド』著/高野和明(角川書店)

3位 『ピエタ』著/大島真寿美 (ポプラ社)

4位 『くちびるに歌を』著/中田永一(小学館)

5位 『人質の朗読会』著/小川洋子(中央公論新社)

6位 『ユリゴコロ』著/沼田まほかる(双葉社)

7位 『誰かが足りない』著/宮下奈都(双葉社)

8位 『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』著/三上延(アスキー・メディアワークス)

9位 『偉大なる、しゅららぼん』著/万城目学(集英社)

10位 『プリズム』著/百田尚樹(幻冬舎)

 

2013年本屋大賞(第10回:2012年11月〜2013年4月実施)

本屋大賞がはじまって10回目の年。

2013年本屋大賞には、『海賊とよばれた男』百田尚樹(講談社)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『海賊とよばれた男』百田尚樹(著)講談社

2位 『64』横山秀夫(著)文藝春秋

3位 『楽園のカンヴァス』原田マハ(著)新潮社

4位 『きみはいい子』中脇初枝(著)ポプラ社

5位 『ふくわらい』西加奈子(著)朝日新聞出版

6位 『晴天の迷いクジラ』窪美澄(著)新潮社

7位 『ソロモンの偽証』宮部みゆき(著)新潮社

8位 『世界から猫が消えたなら』川村元気(著)マガジンハウス

9位 『百年法』山田宗樹(著)角川書店

10位 『屍者の帝国』伊藤計劃、円城塔(著)河出書房新社

11位 『光圀伝』冲方丁(著)角川書店

 

2014年本屋大賞(第11回:2013年11月〜2014年4月実施)

本屋大賞がはじまって11回目の年。

2014年本屋大賞には、『村上海賊の娘』和田竜(新潮社)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『村上海賊の娘』和田竜(著)新潮社

2位 『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉(著)河出書房新社

3位 『島はぼくらと』辻村深月(著)講談社

4位 『さようなら、オレンジ』岩城けい(著)筑摩書房

5位 『とっぴんぱらりの風太郎』万城目学(著)文藝春秋

6位 『教場』長岡弘樹(著)小学館

7位 『ランチのアッコちゃん』柚木麻子(著)双葉社

8位 『想像ラジオ』いとうせいこう(著)河出書房新社

9位 『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦(著)朝日新聞出版

10位 『去年の冬、きみと別れ』中村文則(著)幻冬舎

 

2015年本屋大賞(第12回:2014年11月〜2015年4月実施)

本屋大賞がはじまって12回目の年。

2015年本屋大賞には、『鹿の王』上橋菜穂子(KADOKAWA 角川書店)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『鹿の王』上橋菜穂子(著)KADOKAWA 角川書店

2位 『サラバ!』西加奈子(著)小学館

3位 『島はぼくらと』辻村深月(著)講談社

3位 『ハケンアニメ!』辻村深月(著)マガジンハウス

4位 『本屋さんのダイアナ』柚木麻子(著)新潮社

5位 『土漠の花』月村了衛(著)幻冬舎

6位 『怒り』吉田修一(著)中央公論新社

7位 『満願』米澤穂信(著)新潮社

8位 『キャプテンサンダーボルト』阿部和重・伊坂幸太郎(著)文藝春秋

9位 『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎(著)幻冬舎

10位 『億男』川村元気(著)マガジンハウス

 

2016年本屋大賞(第13回:2015年11月〜2016年4月実施)

本屋大賞がはじまって13回目の年。

2016年本屋大賞には、「羊と鋼の森」宮下奈都(文藝春秋)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『羊と鋼の森』宮下奈都(著)文藝春秋

2位 『君の膵臓をたべたい』住野よる(著)双葉社

3位 『世界の果てのこどもたち』中脇初枝(著)講談社

4位 『永い言い訳』西川美和(著)文藝春秋

5位 『朝が来る』辻村深月(著)文藝春秋

6位 『王とサーカス』米澤穂信(著)東京創元社

7位 『戦場のコックたち』深緑野分(著)東京創元社

8位 『流』東山彰良(著)講談社

9位 『教団X』中村文則(著)集英社

10位 『火花』又吉直樹(著)文藝春秋

 

2017年本屋大賞(第14回:2016年11月〜2017年4月実施)

本屋大賞がはじまって14回目の年。

2017年本屋大賞に、『蜜蜂と遠雷』恩田陸(幻冬舎)が選ばれました。

 

受賞作品はこちらです。

 

大賞 『蜜蜂と遠雷』恩田陸(著)幻冬舎

2位 『みかづき』森絵都(著)集英社

3位 『罪の声』塩田武士(著)講談社

4位 『ツバキ文具店』小川糸(著)幻冬舎

5位 『桜風堂ものがたり』村山早紀(著)PHP研究所

6位 『暗幕のゲルニカ』原田マハ(著)新潮社

7位 『i』西加奈子(著)ポプラ社

8位 『夜行』森見登美彦(著)小学館

9位 『コンビニ人間』村田沙耶香(著)文藝春秋

10位 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和(著)サンマーク出版

 

以上、

歴代、本屋大賞受賞作品まとめでした。

来年は、どんな本が受賞されるのか楽しみです。

ぜひ、読書のはじめの一歩に本屋大賞受賞作品で、はじめてはいかがでしょうか。

 

過去の傾向や本屋大賞については

伊坂幸太郎強し!本屋大賞の受賞作品140から、受賞作家と出版社の傾向を分析してみた。

絶対に失敗しない読書 本屋大賞で一番に選ばれた14の名作小説からはじめよう

にまとめていますのでこちらも参考にしてください。

 

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