海外ボランティアに参加して、自分の世界を広げよう

海外ボランティアに参加して、自分の世界を広げよう

海外ボランティアは、海外で活動するNGO・NPOなどの活動現場に行って、

実際に活動にボランティアとして参加することをここでは指します。

海外ボランティアへの参加を通じて、何を目的に、誰を助けるために活動しているのかについて

実際の現場で働き支援をする人、支援を受けている人を知ることで、理解を深めることができます。

ここでは、海外ボランティアについて説明していきます。

 

世界で起こっている社会貢献活動のことに気になる方は以下のページも参考になると思います。

社会貢献における世界の共通認識であるSDGs(持続可能な開発目標)を知ろう

海外ボランティアに参加して自分の世界観を広げよう

海外ボランティアとは

海外で活動するNGO・NPOなどの非政府組織や、非営利組織の活動現場に行き、

現地NGOが行っている活動に実際にボランティアとして参加することを指します。

第1次世界大戦後に、それまで敵対していたヨーロッパ諸国の若者たちが、

国境を越えて共同生活を送りながら協力して、戦争で破壊された農地や街を再建する平和活動を

おこなわれたことが国際ボランティアプロジェクト(ワークキャンプ)の起源と言われています。

その後、この活動は世界中に広まり、建物の修復、社会福祉、環境保護など、活動の分野も多岐にわたる

プロジェクトが開催されるようになったとされています。

また、海外ボランティアと同じように、活動現場に赴く、海外スタディツアーと呼ばれるものがあります。

活動には直接参加はしないまでも、現地のNGO・NPOの活動を視察することを主目的とした活動です。

海外の現場に訪れて視察することで、教科書や教室ではわからないリアリティを感じることができると人気です。

 

海外ボランティアの意義とメリット

そもそもの、ボランティアとは何を指すのでしょうか。

ボランティアとは、自発的な意志に基づいて、人や社会に貢献することです。

それを日本を離れた海外では、日本では考えられないような問題も多く、参加することを通して、

多様性を知るにもいい機会になっています。

海外ボランティアには、様々な種類のものがあり

2泊3日からのものや長いものは 1ヶ月〜1年に及ぶインターン形式のものもあります。

森の手入れ、動植物の保護、有機農業の応援、子ども・お年寄り・障がい者・難民等のお手伝い、遺跡発掘や城・寺の修復、学校やトイレの建設、アートづくり、村祭りの運営など地域や関わる時期によって様々な活動がある。

力を合わせてボランティアをし、交代で食事を作り、寝る時は枕を並べていく等身大の交流を通して、

信頼関係を築くことから一生の友だち作りにもつながることが魅力です。

 

私自身は、タイで活動する日本人が代表を務めるNGOに直接連絡をして、タイの山岳地帯で地図を作る活動現場にボランティアとして参加しました。日本の当たり前が当たり前ではないことを強く感じました。

 

では、どのように、ボランティアを探すのでしょうか。

 

海外ボランティアの探し方

日本でも多くの機関が海外ボランティア支援を行っていますが、

海外ボランティアのプログラムは、 大学と共催でプログラムを運営していることの多い老舗団体

NICE、CEC、CIEE(TOEFLの運営団体)、2000年代にできた新しめのぼらぷらがあります。

それぞれ扱っている国や内容のプログラムが違うので、横断的にチェックしてみてください。

 

NICE(ナイス)

nice

国内・海外ボランティア活動を行う国際ボランティアNGO、NICE(ナイス)は1990年の設立。

国内・海外あわせて、95か国でワークキャンプ等の各種事業を行っている団体で、扱っている国の数は、

調べた限りおそらくナンバーワンです。 国際NGOの日本支部を除いたら、日本で唯一、国連・CCIVSに加盟しているということで、世界トップクラスのネットワークを持るとホームページに記載されています。

日本全国・世界各地の人々とともに、多様な生態系・文化・個性が生き生きと友好共存する地球社会を

開拓して流団体です。

文化教育交流会(CECジャパンネットワーク)

cec

文化教育交流会(CECジャパンネットワーク)は1988年に設立以来、海外ボランティアプログラムを

専門的に取り扱っている団体です。毎年600名前後がCECを利用してプログラムに参加していると

ホームページにあります。

2016年現在だとアジアでのボランティアプログラムを増やし、

合計16カ国への海外ボランティア派遣を企画募集しています。

 

CIEE

CIEE

CIEEでは、1995年からこの活動に参加し、現在、ヨーロッパを中心に世界約30か国に日本人の参加者を送り出し、同時に日本国内で世界中からボランティアを受け入れています。自らの考えで動き、仲間ととことん話し分かり合い、困難な状況も楽しみながら、全てをご自身の力でやり遂げることで、観光旅行や普段の日常生活では決して得ることができない、あなただけの特別な体験となるでしょう。勇気を出して一歩を踏み出せば、きっと一回り成長した自分が待っています!

 

ぼらぶら

ぼらぷら

 

ぼらぷらは2003年に「世界中の困難な状況の人々・子ども達を支援する」ことを目的に設立されたNGOです。
海外ボランティア派遣では事業を通して、継続的に現地を支援することを目指しています。
参加者の一生ものの体験を大事に、一人でも多くの方に国際協力に関心を持ってもらうことで、国際協力の裾野を広げることを目指している団体で、比較的新しい団体なのでホームページの作りなどがみやすいです。

該当する国や内容の数は、少ないですが、プログラムの探し方に工夫が有ります。

 

まとめ

ここでは、海外ボランティアについて説明をし、海外ボランティアを扱う団体を紹介しました。

上記の団体を検索してみたり、大学生であれば自身の大学の国際交流センターを覗いてみて、

複数の情報をもとに自分にあった手段で、海外ボランティアやスタディーツアーを探してみてください。

また、スタディーツアーに関しては、HISスタディーツアーが企画旅行を提供しています。

JICAやマザーハウスと連携したり、SDGsへの理解がありそうなのでそちらもみてみるといいでしょう。

今回は、海外ボランティアを中心に紹介しました。

しかし、海外ボランティア、国際交流、スタディーツアー、旅行などは、それぞれが交差する領域なので、

自分が参加したいのはどのような形態なのか、そのプログラムに参加すればそれはみたされるのかも、

しっかりと考えて貴重な時間をどこに投資するのかを考えてもらえたらとおもいます。

 

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